Survey Reports
犬飼育派は、猫飼育派より自身で飼育している子と「同じ種類(犬種)の子」の写真・動画を「お気に入り」として閲覧する傾向。
インターネット調査
犬
猫
2021.11.22
ペット(にゃんこ&わんこ)のフォト動画アルバムアプリ『うちのクロ(iOS無料)』を提供するLifeTimeTechLabo Inc.では、11月1日の【犬の日】に向けて、【飼育するペットの写真・動画】の撮影・活用、【他人のペットの投稿写真・動画】の閲覧のほか、【飼育するペットの記録】の状況などに関する「犬飼育派」と「猫飼育派」の相違を調べる調査を実施いたしました。
今回は、11月22日の【ペットたちに「感謝」する日】にちなんで、10月28日にリリースできなかった調査内容の一部を続きとして公開いたします。
調査結果サマリー
- 毎回気になって閲覧する「お気に入りの子がいる」割合は、犬のみ飼育者*が51%と、猫のみ飼育者*の47%をやや上回る。
- 自身で飼育している子とお気に入りの子の[共通項]を聞く設問では、犬のみ飼育者の41%が「同じ種類」と回答。一方、猫のみ飼育者は15%のみ。
- 飼育しているペットに関する日記や記録を付けている割合は、猫のみ飼育者が24%と、犬のみ飼育者の19%をやや上回る。
- 日記や記録に付けている具体的事柄は、犬のみ飼育者・猫のみ飼育者とも「出来事・思い出」「健康(成長・介護)記録」の順で大きな相違はない。
* 用語の定義は、2021.11.22公開の前回レポートを参照ください。
調査結果詳細
最初に、前回レポートで報告した「『他人の飼育している犬や猫』に関する投稿写真・動画をインターネットで閲覧することがあるか? 」という設問の続きとして...
「ある」との回答者に対し、「毎回気になって閲覧する特定の『お気に入りの子』がいるか?」を聞いたところ、「はい」との回答は、犬のみ飼育者が51.3%、猫のみ飼育者が47.2%と、やや犬のみ飼育者が上回ったものの、それほど顕著な差は認められなかった。また、猫・犬両方の飼育者では、72.9%が「はい」と回答しており、前2者とはかなり差が出る結果となった。
他人のペットの投稿写真・動画の閲覧を楽しんでいる犬のみ飼育者・猫のみ飼育者双方とも、【お気に入りの子】の存在に関しては、結果がほぼ半々と分かれており、実際の投稿閲覧スタイルは、ペットの種類ではなく、人によりそれぞれ異なることを示唆する結果となっていた。
一方で、投稿閲覧傾向の高い猫・犬両方の飼育者は、【お気に入りの子】がいる割合が70%以上とかなり高く、共通して、同じ子を繰り返し閲覧している傾向が強いことが浮かび上がる面白い結果となった。
続いて、「『自身で飼育している子』と『お気に入り子』の共通項」を聞く質問をしてみたところ、猫のみ飼育者では「どちらも猫」と回答した割合が74.6%に上ったのに対し、犬のみ飼育者では「どちらも犬」と回答した割合は55.0%にとどまった。 それに対し、「どちらも同じ種類(猫種または犬種)」と回答した割合は、猫のみ飼育者で15.3%、犬のみ飼育者で41.3%と選択肢により対照的な結果となった。
なお、猫・犬両方の飼育者では、「どちらも同じ種類」の回答割合がさらに高く51.2%、他にも「どちらも同じくらいの年齢」の割合も16.3%あり、前2者より高くなっていた。
この点に関しては、猫のみ飼育者は「雑種」の子を飼育している割合も高く「猫種」にはこだわらず『猫好き』なのに対し、犬のみ飼育者は、自身の子に限らず『犬種の好み』にこだわりを持つ方が多いことが、閲覧傾向にも明示的に反映された結果だと思われる。
また、猫・犬両方の飼育者は、よりこだわりを持って自身の子を飼育しており、投稿写真・動画の閲覧に関しても、そのこだわりが投影されている傾向が改めて窺えるものであった。
前問までとは別に本調査では、「飼育している猫や犬に関する事柄を、日記や記録に付けているか?」という質問も行っており...
その回答として「毎日付けている」割合は、猫のみ飼育者で5.8%、犬のみ飼育者で1.7%。「たまに付けている」まで含めた割合は、猫のみ飼育者で23.7%、犬のみ飼育者で18.6%と、いずれも猫のみ飼育者がやや上回った。
また、猫・犬両方の飼育者は、「たまに...」まで含めた割合で45.9%と、他の設問同様、前2者を大きく上回る結果となっていた。
【ペットの記録】を付けている割合は、犬のみ飼育者・猫のみ飼育者とも「たまに...」までを含めた全体割合で、25%未満といずれも少数派であるが...「日々の記録に関するアンケート調査(2018年6月公開)」の結果を参考にする限り、ペット飼育者は、比較的、日記や記録を付けている傾向にある。と言える結果だと思われる。
なお、猫・犬両方の飼育者は、ペットに関しては「何ごとも非常にアクティブ」な方が多い。ということが、この設問にもよく表れているものとなっていた。
最後に【ペットの記録】関連の設問として、「具体的にどのような事柄を付けているか?」を聞いた結果が次のとおりである。
犬のみ飼育者・猫のみ飼育者とも「ペットとの出来事・思い出」の割合が最も高く60%強、続いて「ペットの健康(成長・介護)記録」、「飼育にかかる支出・費用」となった。
なお、「ペットの健康(成長・介護)記録」は猫のみ飼育者がやや高く、「飼育にかかる支出・費用」は犬のみ飼育者がやや高く、若干の違いが見受けらるものとなっていた。
一方で、猫・犬両方の飼育者は、「ペットとの出来事・思い出」の割合が最も高い点は前2者と同じだが、「飼育やしつけに関する悩み」「飼育にかかる支出・費用」「ペットの健康(成長・介護)記録」の3つの割合が50-53%と、ほぼ横並びで続く点が前2者とは異なっていた。
この設問に関しても、犬のみ飼育者・猫のみ飼育者とも基本的な傾向は同じであったが、平均寿命がやや長い*猫に関しては「健康記録」が、支出金額が多い*犬に関しては「支出・費用」の記録割合がやや多い。というある意味、現実をそのまま投影した結果になったと思われる。
ちなみに、猫・犬両方の飼育者は、前2者に比較して『悩み』の記録を挙げる割合が非常に高く、多種・多頭飼いのペットライフに関しては、楽しみと同時に悩みも尽きない。ことに改めて気づかされる結果であった。
* 一般社団法人ペットフード協会「2020年全国犬猫飼育実態調査」などを参照のこと。
調査概要
犬・猫飼育者のペット飼育経験と【ペット写真・動画】の撮影、閲覧等に関するインターネット調査
調査方法 | インターネット調査 |
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調査期間 | 2021年10月20日 - 2021年10月22日 |
調査対象者 | 全国20代 - 60代男女/[本調査]犬または猫の飼育者 (アイブリッジ(株)「Freeasy提携パネル」利用) |
有効回答数 | [スクリーニング調査]5,000サンプル [本調査]500サンプル ※いずれも性年代別に均等割付 |
設問数 | [スクリーニング調査]5問 [本調査]10問 |
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