Survey Reports
犬飼育派は、他人のペット(犬や猫)の投稿写真・動画を、猫飼育派より「Instagram」で閲覧する傾向。
インターネット調査
犬
猫
2021.10.28
ペット(にゃんこ&わんこ)のフォト動画アルバムアプリ『うちのクロ(iOS無料)』を提供するLifeTimeTechLabo Inc.では、11月1日の【犬の日】に向けて、ペット飼育経験、【飼育するペットの写真・動画】の撮影・活用、および【他人のペットの投稿写真・動画】の閲覧・閲覧メディアなどに関する「犬飼育派」と「猫飼育派」の相違を調べる調査を実施いたしました。
調査結果サマリー
- 猫飼育者*の53%が、現在までに「犬の飼育経験」を保有するのに対し、犬飼育者*の「猫の飼育経験」は、36%にとどまる。
- 猫のみ飼育者*の56%が「雑種」の猫を飼育しているのに対し、犬のみ飼育者*は「雑種」の犬の飼育割合は、17%に過ぎない。
- 飼育しているペットの写真・動画を撮影している割合は、[写真]75~80%、[動画]55~60%で、両者にそれほど大きな相違はない。
- 撮影したペットの写真・動画の活用方法に関しては、猫のみ飼育者⇔犬のみ飼育者間ではなく、猫・犬両方の飼育者*との相違が顕著。
- 他人のペット*の投稿写真・動画をインターネットで閲覧しているか?の設問に対しては、猫のみ飼育者の方が「毎日のように閲覧する」割合が高い。
- 他人のペット*の投稿写真・動画をふだん閲覧するメディアで、犬のみ飼育者と猫のみ飼育者で割合が大きく異なるのは「Instagram」と「twitter」
*1:犬飼育者(猫飼育者)とは「現在、犬を飼育していると回答した人(現在、猫を飼育していると回答した人)」をいう。
*2:犬のみ飼育者(猫のみ飼育者)とは「現在、犬を飼育していると回答した人のうち、猫を飼育していると回答していない人(現在、猫を飼育していると回答した人のうち、犬を飼育していると回答していない人)」をいう。
*3:猫・犬両方の飼育者とは「現在、犬および猫を飼育していると回答した人」をいう。
*4:他人のペットとは「他人の飼育している犬または猫」をいう。
調査結果詳細
まず、現在、犬または猫を飼育している人を把握するために行ったスクリーニング調査の中で、「(ペットの種類ごとに)過去~現在までのペットの飼育経験」を聞く質問を行ったところ、猫飼育者の53.2%が「犬の飼育経験あり」と回答したのに対し、犬飼育者の「猫の飼育経験あり」との回答は、35.6%にとどまった。
また、「犬猫以外のペットの飼育経験あり」との回答割合も、多くの種類において、猫飼育者の方が、わずかながら上回るものとなった。
ここから本調査として、現在、犬または猫を飼育している人を対象に「自宅で飼育している犬または猫の種類」を聞いたところ、猫のみ飼育者の55.8%が「雑種」を挙げたのに対し、犬のみ飼育者の66.1%が「純血種」を挙げ、「雑種」を挙げたのは16.5%に過ぎなかった。
続いて、「飼育している犬や猫の写真・動画を撮影しているか?」との設問を【写真】と【動画】に分けて聞いたところ、次のとおりの結果となった。
【写真】
猫のみ飼育者で「毎日のように撮影している」と回答した割合は14.2%、「たまに撮影することがある」まで含めた割合は80.0%と、犬のみ飼育者の回答割合11.4%、75.4%を、それぞれやや上回った。
【動画】
猫のみ飼育者で「毎日のように撮影している」が4.2%、「たまに撮影することがある」まで含めた割合が59.5%に対し、犬のみ飼育者の回答割合はそれぞれ4.7%、55.1%で、猫のみ飼育者の方が「たまに...」まで含めた撮影全体割合でやや上回るものの、「毎日のように...」のみの割合では、犬のみ飼育者の方が微妙に上回っていた。
また、猫・犬両方の飼育者は、【写真】【動画】いずれも「撮影する」との回答割合が、犬のみ飼育者・猫のみ飼育者を大きく上回る結果となった。
全体傾向として、犬のみ飼育者・猫のみ飼育者とも【写真】で75%以上、【動画】で55%以上の方が「撮影する」と回答しており、ペットを撮影する行為自体がペットライフの日常に根付いていることが確認できた。
そして、犬のみ飼育者と猫のみ飼育者の対比では、「たまに...」までを含めた「撮影する全体」では、いずれも、猫のみ飼育者が、犬のみ飼育者を上回るものの、【動画】の「毎日のように...」では、犬のみ飼育者が微妙に上回るなど、それほど、その傾向に大きな相違がない結果と言える。
前問と関連して、「撮影したペット(犬や猫)の写真・動画の活用方法」を聞く設問では、猫のみ飼育者・犬のみ飼育者とも「LINEやメールで家族や友人と共有する」の回答割合が最も高く、2番目に「スマホ画面で一人で愉しんでいる」が僅差で続き、「自身のSNSに投稿する」は3番目の割合であった。
一方で、猫・犬両方の飼育者では「スマホ画面で一人で愉しんでいる」が最も高く、僅差で「自身のSNSに投稿する」が続く結果になっていた。
この設問からは、犬のみ飼育者・猫のみ飼育者が、撮影した写真・動画を同様のスタイルで楽しんでいることが浮かび上がる結果となる一方、猫・犬両方の飼育者の【前問】アクティブな撮影動向が、YouTube、Instagram、twitterなどソーシャルメディアを通じたペットファンとの交流目的に支えられていることが強く伺えるものとなっている。
さらに、「『他人の飼育している犬や猫』に関する投稿写真・動画をインターネットで閲覧することがあるか? 」を聞いてみると、猫のみ飼育者では「毎日のように閲覧している」という回答割合が21.1%で、犬のみ飼育者より5ポイント高くなった。
一方で、「たまに閲覧することがある」まで含めた合計割合は、65.8%で、犬のみ飼育者の66.1%とほぼ変わらなかった。
また、猫・犬両方の飼育者に関しては、「たまに...」まで含めた閲覧全体割合が、79.7%に上っていた。
犬のみ飼育者・猫のみ飼育者とも、基本的な傾向は相似しているものの、猫のみ飼育者の方が、「毎日のように...」の割合が高く、自身のペットだけでなく、他人のペットを含めたペットのソーシャルライフを楽しんでいることがうかがえる結果であった。
さらに、猫・犬両方の飼育者では、【写真・動画】の撮影動向に続き、投稿閲覧動向も高く、自身のペットライフを見せるのも、他人のペットライフを見るのも好き。と言える傾向であった。
【ペットの写真・動画】閲覧の関連設問として、「他人のペット(犬や猫)の投稿写真・動画をふだんどのようなメディアで閲覧しているか? 」を聞いてみると、猫のみ飼育者・犬のみ飼育者とも「YouTube」が60%強で最も高く、次に「Instagram」「twitter」が続く結果は共通であった。
ただし、「Instagram」「twitter」の回答割合では、次のとおり比較的顕著な差が見受けられる結果となった。
[Instagram]
犬のみ飼育者が、猫のみ飼育者より10.2ポイント上回る。
[twitter]
逆に、猫のみ飼育者が、犬のみ飼育者を11.0ポイント上回る。
なお、猫・犬両方の飼育者では、「YouTube」の回答割合が顕著に高く84.7%となった。
犬のみ飼育者・猫のみ飼育者とも、閲覧メディアの基本的な傾向も(これまでの設問と同じく)同様の傾向を見せたものの...今回の【ペットの写真・動画】に関する設問では、この設問の[Instagram]と[twitter]の閲覧メディアの違いに最も顕著な相違が出たと言える結果となった。
今回のアンケート調査全体から分かったこととして...【ペットの写真・動画】にまつわるペットライフは、『犬飼育派』⇔『猫飼育派』で思った以上に相違がなく、同様な楽しみ方をしていること。
そして一方で、『犬・猫両方飼育派』に関しては、(回答者の年代構成の違いを考慮する必要はあるものの...)まさに、ペットライフを【ペットの写真・動画】とともに満喫している姿がうかがえる非常に気づきとなる調査結果であった。
なお、最後に参考として、回答者の犬・猫飼育分類と年代別分布のグラフを掲載しておく。
調査概要
犬・猫飼育者のペット飼育経験と【ペット写真・動画】の撮影、閲覧等に関するインターネット調査
調査方法 | インターネット調査 |
---|---|
調査期間 | 2021年10月20日 - 2021年10月22日 |
調査対象者 | 全国20代 - 60代男女/[本調査]犬または猫の飼育者 (アイブリッジ(株)「Freeasy提携パネル」利用) |
有効回答数 | [スクリーニング調査]5,000サンプル [本調査]500サンプル ※いずれも性年代別に均等割付 |
設問数 | [スクリーニング調査]5問 [本調査]10問 |
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